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新傾向問題>合格トピックス>設計製図の課題発表(二級)

2015.6.10 講評 2015.6.24 更新

本年度二級建築士設計製図試験の課題は、「3階に住宅のある貸店舗(乳幼児用雑貨店)〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建〕」と発表されました。

予想していたとおり、「鉄筋コンクリート造」の課題となりましたが、3階建てとしての出題は、平成21年の「商店街に建つ陶芸作家のための工房のある店舗併用住宅」以来となります。

近年の二級建築士試験の課題は、概して、内容が難化する傾向にあり、特に建築計画力が重要な要素となってきていますが、本年度の課題も相当に高度な建築計画力を必要とするものとなることが予測されます。

本年度課題について特に留意すべき点として、以下のような点が考えられます。

近年の二級建築士試験の課題は、特に建築計画力が重要な要素となってきていますが、本年の課題で更にその傾向が顕著になると考えれます。

この課題では、建物用途として、「住宅」と「貸店舗」という2つの用途(部門)からなる複合した施設と捉え、その動線をいかに整理して計画を作るかの力が試されることとなると考えられます。

また、これまでに何度も出題されてきた当該住宅に住む人が当該店舗の運営に係わる「店舗併用住宅」と当該住宅に住む人が当該店舗の運営に係わらない本年度課題との違いについてもきちんと理解することも重要なポイントです。

建築計画では、特に、3階にある「住宅」の課題条件に則した計画と、1・2階の「貸店舗」が「乳幼児用雑貨店」とあることから、乳幼児用雑貨店として配慮された店舗の計画が重要な要素となります。

さらに、住宅、店舗へのアプローチ計画とともに、1・2階を結ぶ店舗内の縦動線や1階から3階の住宅を結ぶ縦動線の計画等も重要なポイントになると考えられます。

なお、平成24年の試験制度の見直し以降、設計条件の一部を受験者自身が考え設定する、設計条件の自由度の高い課題が出題されるようになり、より高度な建築計画力が合格のために必要になってきたことにも留意する必要があります。

以上のようなポイントの他、法規上の問題や製図力などについても、限られた期間で合格に必要な実力を養成するために、特に厳選された演習課題による効果的で着実な準備が必要とされます。

鉄筋コンクリート構造についての理解度を高め、あくまでも一般的なスパン等、鉄筋コンクリート構造の特性に則した、簡潔明瞭な平面構成とすること。

課題条件、敷地条件等に対してどのように考えて解答の計画案に至ったかを簡潔に記述する能力を養成しておくことが極めて重要です。

以上のような本年度の課題への留意点に対応して、合格を確実にするための最も重要な鍵は、「着実なRC造への理解に基づく着実な建築計画力を養成すること」であり、そのためには、単に多くの課題をこなすことよりも、精選された演習課題によって的確な計画上の応用力を基礎から着実に身に付けていくことが特に必要です。

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