全日本建築士会について 50余年の建築士育成事業の実績をもとに、社団法人全日本建築士会が総監修した、建築関連資格の特別養成講座
本会主催公益事業

日越独仏韓5ヶ国 伝統木造建築 国際会議開催

国際シンポジウムの開催に向けて

ユネスコ・イコモスの日仏準備会議

日仏景観会議、倉吉

日越伝統木造建築会議 ベトナム・トゥア・ティエン・フエ

日越伝統木造建築会議 ベトナム・フエ

日仏景観会議、倉吉

日仏景観会議、伊勢

日仏景観会議、日光・田母沢・東京

NEWS : 第2回日越伝統木造建築交流会議 ベトナム・フエ

- 本会主催 -

 第2回日越伝統木造建築交流会議

国際記念物遺跡会議(イコモス)シンポジウムの開催に向けて


 第2回日越伝統木造建築交流会議の模様

本会とフエ遺跡保存センターによる第二回日越伝統木造建築交流会議が、2月10日(月)ベトナム中部のトゥア・ティエン・フエ省にて全日本建築士会の会員など6名と王宮などの歴史的建造物群を管理する同省のフエ遺跡保存センターの関係者20名以上の多数の関係者の参加により、成功裏に終了する事ができました。第二回日越伝統木造建築交流会議にご尽力いただいたフエ遺跡保存センター長ファン・タン・ハイ氏や早稲田大学創造理工学部建築学科中川武教授をはじめ、関係団体・関係者、会員及び会議参加の皆様に謝意を表します。

第二回日越伝統木造建築交流会議 フエ伝統建造物群視察

豊かな美しい自然と伝統・文化に育まれ、また有数の伝統木造建築群を有する地であり、世界遺産としても登録された地であるベトナムのフエにおいて、会議の当日、貴族住宅である延福長公主祠やその他の貴族住宅、集会所である金龍亭、王宮内の現在も修復が続けられている午門や修復中の建物をフエ遺跡保存センターの所員の案内のもと見学を行いました。

阮(グエン)朝王宮はフォーン川の北岸にあり、17世紀ごろから造られた城塞を、阮朝の支配となった1803年から20数年かけ、北京の紫禁城をモデルとして大規模に増築した王宮であり、約600m四方の堀と城壁で囲まれています。四方には南の「午門」をはじめ四つの門が造られました。王宮の正門にあたる午門は、高さ約17mの石畳状の二層式の中国風の建物で、5つの門口のうち、皇帝のみが使用する中央の門には鳳凰が描かれています。1945年、13代バオダイ帝が、全土に向けて阮王朝の終焉を宣言したのもこの門です。ベトナム戦争でほとんどの建物が破壊されてしまいましたが、現在、行政が行われていた太和殿や歴代皇帝を祀った世祖廟などが復元されている最中です。王宮全体の復元作業は今も続けられています。


 ガーデンハウス

フエの町は、1993年にユネスコ世界遺産の文化遺産に「フエの建造物群」として、ベトナムでは最初の世界遺産として登録されました。かつてユネスコの事務局長であったアマドゥ・マハタール・ムボウ氏はフエを「賞賛すべき建築上のポエムである」と語っています。

また、フエには、現在修復作業中の延福長公主祠を始め、ガーデンハウスと呼ばれる、阮朝の時代(1802年〜1945年)に貴族の館として建てられた伝統的木造家屋があり、当時1,000以上あったガーデンハウスは、1998年には331に減り、2004年には318となり、その数は今もなお減り続けていることから、トゥア・ティエン・フエ省は2006年から2010年の間に150のガーデンハウスを指定して保護する事業を実施しています。

シンポジウム

2月10日(月)午後14時から王宮内のフエ遺跡保存センター会議室で「保存・修復に携わる専門技術者の養成や伝統技術の継承」を主題に開催しました。シンポジウムは、日本側・ベトナム側双方より昨年の会議を踏まえたディスカッションが行われました。

ディスカッションでは、6月にカタールで開かれる国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会を前に、また、11 月にイタリアで開かれるユネスコの記念物および遺跡の保護に関する諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の総会を前に、全日本建築士会、早稲田大学中川武教授の協力のもとに、ラオス、カンボジア等からも木造伝統建築関係者を招聘し、日本やベトナムの伝統木造建築技術を世界で共有するためのイコモスのシンポジウムを開催することが提案されました。


 ホイアン旧市街

なお、会議の後、2月11日(火)には世界遺産にも登録された歴史的伝統木造建築の集積地であるホイアンでホイアン遺跡管理事務所の案内により修復された歴史的住宅を見学し、また、2月12日(水)にはベトナムの首都ハノイでタンロン・ハノイ遺産保存センターの案内により世界遺産であるタンロン遺跡の修復作業を見学しました。

●この件についてのお問い合わせは
電話:03‐3367‐7281
メール:全日本建築士会

Copyright(C) 2005 社団法人全日本建築士会. All rights reserved.